

最近の川崎の工業地域(川崎市提供)

昭和40年頃の川崎の工業地域
(川崎市提供)

工業都市川崎の発祥の地のレリーフ
(川崎市産業振興会館前)
☆ これまでに発行した「川崎の環境 今・昔 第1巻 大気編」をはじめ、第2巻大気汚染・自動車対策編、第3巻 水環境対策編、第4巻 廃棄物編を活用し、講演や環境啓発活動を行っていく予定です。
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| ヒヤリングを受けている様子 |
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●2024年6月8日 ☆成城学園初等学校の教師に川崎の公害の歴史について説明6月8日、かわさき市民活動センターにおいて、成城学園初等学校の宮田先生に川崎の公害の歴史について説明を行いました。これは、宮田先生から「小学5年生の社会科の学習で、川崎市で起きた公害について子供たちと考えたいので、当時のことを知る人たちから公害の街と言われた時代のまちの様子や住んでいた人々の思いなどを教えてもらいたいとの要望があり、実施したものです。 私たちNPOは、井上理事長を初め、林、輿石、吉川、田辺が参加し質問などにこたえました。 要望に対し、NPOのメンバーそれぞれが当時の大気汚染・水質汚濁の様子や暮らしを、自分の経験も交えながら語りました。 最後に宮田先生から今、子供たちに伝えたいことは何かとの質問がありました。 これに対し、以下のようなことを伝えました。 ①生活をすれば必ず廃棄物が出る。私たちも汚染源だということを知ってほしい、 ②多くの情報がある中で何が正しいか判断する力をつけてほしい ③身近な汚染からグローバルな汚染へと目を向けてほしい ④周囲への気遣いが必要 ⑤住んでいる街を好きでいてもらいたい 2時間を超える意見交換でしたが、宮田先生からは貴重な話を聞け、明日からの授業が変わるだろう、光の部分だけでなく影の部分に蓋をせず子供たちと考えていきたいとの感想を聞きました。 NPOのメンバーは、先生の取組姿勢に感銘を受けるなど有意義な時間を過ごせました。
●2024年3月2日 ☆川崎市環境局主催(担当:環境対策部環境共創課)の「つくろう!かわさき・空と水のミライ会議」のワークショップに当研究会の井上理事長など4名が参加川崎市は2024年に市制100周年を迎えます。市は、市制100周年記念事業の一つとして「つくろう!かわさき・空と水のミライ会議」を開催し、私たちのNPOはそのプログラムの1つの「環境対策をしていた昔の人の話」に参加しました。 そのワークショップでは、過去の映像を見ながら、私たちは司会者からいくつか質問を受け、先人たちが経験した公害問題やその改善対策に取り組んできた様子などを、参加された小学生やその保護者方にお話しました。 過去に市民、行政、企業の取組があって今があることを知り、現在や今後の環境問題に対応してもらえることを期待しました。 当研究会からは、井上理事長、吉川・林・田辺理事が次のような質問に応えたほか、大気汚染が激しい頃に採取した真黒なろ紙などを見せ、当時の大気汚染状況を実感してもらいました。 ・主な質問①公害局でどんな仕事をしていたのか? ②今から50年前(1970年)頃の大気や川の様子はどうだったか? ③環境対策を重視した伊藤市長が誕生した後の変化はどうだったのか? ④たくさんの人の努力があって今の環境があると思うが、実際に50年が経ってどう感じているのか?
●2023年3月10日 ☆川崎市環境局主催(担当:環境対策部環境共創課)の「つくろう!かわさき・空と水のミライ会議」のワークショップに当研究会の井上理事長などが参加「つくろう!かわさき・空と水のミライ会議」は、来年市制100周年を迎える川崎市が、この機会に公害の歴史・対策・課題を学び、未来の環境を考えようと、3月9日と10日に環境総合研究所で開催したものです。 10日のワークショップには大学生5名と若手市職員4名が参加し、当研究会の井上理事長と田辺理事及び市民代表2名が公害の語り部として参加しました。 当研究会の2名は、市の職員として携わった仕事の内容と当研究会の活動を紹介した後、参加者からの質問を受けました。 主な質問は、
最後に、学生たちは聞いた話の印象やこれから未来に伝えたいことを発表しました。 その内容は、
●2021年12月3日 ☆川崎市教育委員会主催の「水と人権」の講演会で当研究会の林副理事長が「近年の川崎の水の汚染とその改善の歴史」をテーマに講演12月3日、川崎市教育委員会主催の「水と人権」をテーマにした講演会が宮前市民館で開催され、その中で当研究会の林副理事長が「近年の川崎の水の汚染とその改善の歴史」をテーマに講演を行いました。 参加者からは、「川を魚が生きられないほど汚染してしまったのも人間だが、その川をアユが棲めるまでに改善したのも人間。きれいな水環境にするため微力でも貢献したい」などの発言があった。
●2020年12月15日 ☆「インドネシアにおける河川改善のための都市間連携事業」に係る国際協力
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| オンライン会議に参加した当研究会メンバーの様子 | ゴミが浮かぶチタルム川(インドネシア)とそこで遊ぶ子供たち |
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| 情報誌の表紙 | 記事の内容 |
⇐⇐⇐ 講演会場の様子
⇐⇐⇐ 模型の燃料電池車等

⇐⇐⇐ 模型の燃料電池車の走行体験等の様子
⇐⇐⇐ 小学5年生に講義をしている様子
⇐⇐⇐ 石弘之氏からの取材の様子![]() 神奈川新聞の2019.4.18の記事 |
![]() 廃棄物編の表紙 |
![]() 大気編の表紙 |
![]() 大気汚染・自動車対策編の表紙 |
![]() 水環境編の表紙 |
冊子は、第1編「川崎の廃棄物対策の経緯と特徴」と第2編「年表と主な出来事」、参考文献、資料で構成しています。内容としては、川崎市の廃棄物事業の立ち上げから、川崎市がバキュームカー開発、し尿収集・処理、ごみの毎日収集・全量焼却、ごみの再資源化など、廃棄物処理に関わる方も興味を持たれる内容となっています。
| ⇒⇒ | なお、冊子「川崎の環境 今・昔 第4巻 廃棄物編」や「第1巻 大気編」、「第2巻 大気汚染・自動車対策編」「第3巻 水環境編」 に興味を持たれた方は、次のメールアドレスにご連絡ください。 E-mail: kanken_kawa@yahoo.co.jp |
その他の様子⇒
← 神奈川新聞の記事
←当研究会を紹介した東京新聞の記事
←朝日新聞の4月9日朝刊に掲載された記事>

当研究会では、川崎市の戦前、戦後、高度経済成長から公害問題の発生と公害対策の実施(SOx、NOx、SPM)、環境基準を適合した現在までの動きをまとめた「川崎の環境 今・昔」第1巻大気編の冊子を発行しました。
大気汚染など深刻な公害問題に取り組んできた川崎の歴史を後世に残し、多くの方にその過去を知って頂き、今後の環境改善につなげていきたいとの思いからこの冊子を発行しました。
本冊子は平成26年度かわさき市民公益活動助成金事業により作成した非売品です。
今後は、公共の図書館等に置いて頂くほか環境学習等での利用を考えています。
当NPO法人環境研究会かわさきでは、今後とも川崎の公害と環境をめぐる各種の歴史資料の収集を通して、第1巻大気編に続いて自動車対策編、水質環境編、更にこれからの環境問題等の編纂を目指しています。
2014年10月18日の神奈川新聞川崎版に本冊子に関する記事が掲載されましたので紹介します。
この冊子を希望される方は、次のメールアドレスにご連絡ください。
当研究会からご連絡させていただきます。
kanken_kawa@yahoo.co.jp
